ビリー・ジョエルが1977年に発表した通算5枚目のアルバム。都市生活者の哀愁を歌ってきた彼を一躍世界的な存在へと押し上げた作品。フィル・ラモーンをプロデューサーに迎え、より洗練されたサウンドを作り上げることに成功。ヒット曲「素顔のままで」他を収録。 (C)RS

都市生活者の哀愁を歌ってきた彼を一躍世界的な存在へと押し上げた通算5作目。ポール・サイモンを手がけたフィル・ラモーンをプロデューサーに迎えより洗練されたサウンドをつくりあげることに成功した。シングル・カットされて全米チャートの3位を記録した「素顔のままで」はグラミー賞の最優秀レコード賞も獲得。「ムーヴィン・アウト」「シーズ・オールウェイズ・ウーマン」などもヒットしアルバムも全米2位を記録した。(1977年作品)

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1977年に発表された本作は、ビリー・ジョエルという70~80年代のアメリカを象徴するシンガー・ソングライターの魅力を端的に伝える代表作。ニューヨークを舞台にした現代人の孤独をソフィスティケイトされたメロディと映像的なリリックで表現し尽くした傑作だ。
この作品の成功は、プロデューサーであるフィル・ラモーンによるところが大きい。それまでのビリー・ジョエルといえば、「ピアノ・マン」に代表されるように「詩的でフォーキーなソングライター」というイメージが強かったのだが、本作では力強いバンド・サウンドを導入することで音楽のスケールを大きく広げるとともに、表現における自由度を飛躍的にアップさせている。そして、多様な音楽的アイデアを提案することで、彼の才能を最大限に引き出したのが、この作品以降も共同作業を続けることになるフィル・ラモーンだった、というわけだ。フォーク、カントリーといったアメリカン・ミュージックのルーツを洗練されたサウンドのなかで再現することで、新しいポップスのフォームを生みだしたという点でも、きわめて重要な作品。<1><2><3>など、彼のキャリアを代表する名曲も数多く収録されている。(森 朋之)

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 ・ Google Play Music : 05. Stranger (1977) / ストレンジャー

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1. ムーヴィン・アウト
2. ストレンジャー
3. 素顔のままで
4. イタリアン・レストランで
5. ウィーン
6. 若死にするのは善人だけ
7. シーズ・オールウェイズ・ア・ウーマン
8. 最初が肝心
9. エヴリバディ・ハズ・ア・ドリーム